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    ヴァンテルロースト：オスティナーティ

    Ostinati【吹奏楽 CD】

タッド・ウィンド・コンサート（19）
ヴァンテルロースト：オスティナーティ

Ostinati【吹奏楽 CD】

商品コード : CD-2859
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このディスクは、2012年6月8日、東京・大田区民ホール アプリコで行なわれた“第19回定期演奏会”の第2部全曲をプログラムどおりに収録したエキサイティングなアルバムです。

満場の拍手に迎えられ、輝かしい分散和音の煌めきの中に始まる1曲目の音楽は、日本でも人気の高いアメリカの作曲家クロード・T・スミス(1932〜1987)の『ルイ・ブルジョワの賛歌による変奏曲』です。アメリカ海兵隊バンドの委嘱で書かれたこの作品は、“オールド・ハンドレッズ”という16世紀フランスのルイ・ブルジョワの賛歌をベースに書かれたひじょうにテクニカルで興奮を呼ぶ変奏曲です！

正しくこのコンサートにおけるベスト・パフォーマンスの1つと断言できる演奏で、イントロからエンディングまでリスナーの耳を釘づけにします！ Vol.11収録の「フェスティヴァル・ヴァリエーションズ」、Vol.15収録の「華麗なる舞曲」と同様、何度でも聴きたくなる演奏です。

2曲目は、日本でも人気上昇中のアメリカの作曲家ジョン・マッキー(1973〜)の『ブルーな時間への賛歌』。 米コロラド州グランド・ジャンクションのメーサ・ステート・カレッジのコンサートのために書かれた静寂さと室内楽的な美しさが特徴的な作品で、随所に現れる各ソロも聴きどころとなっています。パーシケッティの作品などと同じ種類の澄み切った空気感が感じられる作品です。

アルバムのクライマックスを彩るのは、ベルギーの作曲家ヤン・ヴァンデルロースト(1956〜)の『オスティナーティ』ウィンドオーケストラ版≪世界初演≫です！　2010年にタッド・ウインドシンフォニーが初演を行い、大旋風を巻き起こした「いにしえの年から」(Vol.12に収録)と同じく、作曲者の強い希望で、再びタッドWSに“パブリックな世界初演”が委ねられた作品です。

音楽用語の“オスティナート（執拗もしくは頑固な反復）”からイマジネーションを得た作品で、出版社表示の難易度はグレード6で、演奏時間は20分超え。オリジナルは、日本とは吹奏楽編成とは異なり、フリューゲルホーンを主導楽器とする“ファンファーレオルケスト”編成の楽曲として作曲され、2011年、ベルギーのフォンドス・カレル・ヴェルブルッヘン作曲賞に輝きました。

曲は、切れ目なく連続して演奏される3つの楽章で構成されます。強いティンパニの連打で始まる第1楽章で提示される1つの“オステイナート・テーマ”が姿を変えながら発展するスタイルをとることから、曲全体にきわめて統一感があります。第2楽章のサクソフォーン族によるアンサンブルやソロや木管群によるパイプ・オルガンのような芳醇な響きをへて、勢いを取り戻す第3楽章の中で次第次第に高揚し、圧倒的なクライマックスの輝きの中に曲を結びます。

初演直後、この録音を聴いたヴァンデルローストは、狂喜乱舞！『なんとすばらしいパフォーマンスなんだろうか！演奏者のクオリティに加え、音楽のアプローチと解釈が実にすばらしく、私はひじょうに満足しています。今後、これを上回る演奏がもう聴けないんじゃないかと心配になるほど感動的なライヴです！』という絶賛のコメントが寄せられています！

ウィンドの名曲に世界初演をまじえた聴きごたえ満点のタッド・ワールド！　演奏者と聴衆が一体になったすばらしい音楽会がここにあります！
・演奏：タッド・ウインドシンフォニー（TAD Wind Symphony）
・指揮：鈴木孝佳（タッド鈴木）（Takayoshi "TAD" Suzuki）
・発売元：WINDSTREAM
・発売年：2013年
・収録：2012年6月8日　大田区民ホールアプリコ
・メーカー品番：
1. ルイ・ブルジョワの賛歌による変奏曲／クロード・T・スミス【11：17】
Variations on a Hymn by Louis Bourgeois／Claude T. Smith

2. ブルーな時間への賛歌（ヒム・トゥー・ア・ブルー・アワー）／ジョン・マッキー【8：58】
Hymn to a Blue Hour／John Mackey

3. オスティナーティ／ヤン・ヴァンデルロースト（世界初演）【20：37】
Ostinati／Jan Van der Roost

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